この年代は、小学生(U12)世代の集大成として、「自ら考え、判断し、行動できる選手」を目指します。この年代では「サッカーを知る」ことが重要で、基礎技術を正確に身につけるとともに、サッカーの本質を理解することを目標としています。個々の技術を高め、チーム戦術を理解し、常に「考え」、自然に動ける習慣を身につけることを重視します。また、サッカーが「チームスポーツ」であることを意識し、唯一無二の「個の力」を「チームの中で活かす」プレーを考えていきます。
5・6年生では、ボールを持っていない時の動きで相手との駆け引きを習得する時期とします。攻撃の際に相手ディフェンスの裏を取る動きや、スペースを作るためのオフ・ザ・ボールの駆け引きを学びます。自分がボールを持っている時だけでなく、持っていない時にどのように相手を動かし、味方に有利な状況を作るかを意識させる指導を行います。こうしたプレーを通じて、より戦術的な思考を持つ選手へと成長させます。
これらの段階的な育成を通じて、選手たちがサッカーの醍醐味である駆け引きを楽しみ、ゲームの中で自ら考えて行動できるプレーヤーへと成長することを目指します。